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2007年04月23日
綴り字のシーズン
名作です。精神世界のことに興味をもっている前提があれば。
イライザ・ナウマン(フローラ・クロス)は目立たない普通の女の子。最愛の父で大学教授のソール(リチャード・ギア)は、優秀な兄アーロン(マックス・ミンゲラ)を溺愛し、科学者の母ミリアム(ジュリエット・ビノシュ)は、仕事のことで頭の中がいっぱいのようだ。スペリング・コンテスト ――ここでイライザはみんなを驚かせる。11歳の女の子が知らないようなたくさんの、難しく長い言葉をすらすらと綴りだしたのだ。そのマジカルな才能に夢中になる父。しかし、イライザが全米大会へ向かって勝ち進むたび、完璧だったはずの家族の関係がほころびていく。明らかになる父の秘密、母の秘密、兄の秘密。やがてイライザは、砕け散った家族を修復できる鍵を自分が握っていることを知る。そして、その温かい奇跡は、コンテストの全米大会で起きた ――。
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父親が、神秘主義者・カバラ研究家で、神を大いに語る家庭でのお話。
父、母、兄とも、それぞれ別の方法で神との調和を求めていきますが
家族はバラバラになっていくという矛盾がとてもリアルだなと思いました。
高い理想を語りつつリアルには空っぽということはよくあることです。
神との一体と、家庭との一体の二つの軸、
両方大事ということを描いている映画かもしれません。
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娘の言語的特殊能力を発見した父親は、娘に夢中になりますが、
崩壊した家族を目の当たりにした彼女は、スペリング・コンテストで
わざと優勝しません。
その彼女がわざと優勝しない瞬間を、父・兄・母がみな悟る
ラストシーンが見ものです。
最後スペルの"I"を"Y"と言いまちがえたのは、カメラの向こうにいる母に
家族(父)に必要なのは、私ではなくてあなた"you"と言っているのだと
思いました。
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キャストもとても素晴らしいです。全員素晴らしかった。
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ただ、あらすじやストーリーが明快な映画ではないので、
目に見えないものにある程度、意識を使っている人でないと
何がなにやら、な映画だと思います。
家族が同じものを目指しながらもバラバラになっていく過程などは
普遍的なせつなさを感じることができます。
小説もあるようですが、映画単体で満足しました。
投稿者 noritama : 2007年04月23日 01:32
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