2007年10月04日
[本]ナバホへの旅 たましいの風景 河合隼雄
河合隼雄さんの本ばかり読んでいます。
タクシーの運転手さんに、
「お姉ちゃんはいい目してるから、この人の本読みな」と
進められてからずっと著作は読んでいるのですが。
最近お亡くなりになって追悼の気持ちもあります。
これはたまたま宿のライブラリーカフェにあった。
ネイティブアメリカンであるナバホの人々と
心の医療や人間というものについて語り合った様子が書かれた
気軽な本なのですが、今の私にはとてもヒット。
ゲド戦記の魔術師の記述もそうだし、ナバホの医療家の人でもそうだけど、
根底に偉大な人ほど、そのパワーを使わず自然のままにするようになる。
とか、
現代の西洋医学、心理療法などは、
「マニュアルとはどんな人でもそれに従えばうまくできる、という考え」
にのっとってできており、
ナバホの医療家にあたる人は、まったく逆で
「そのときその人にとってできることをするのであろうし、それこそが
最も本来的な儀式」という考え。
とか、
偉大な人としての役目は自然とまわってくる
とか、
織物をおるときのお祈り
「私とともに美と調和がある、私の中に美と調和がある、
私から美と調和が放たれ、美と調和は私にむかって放たれる」
とか(なんて美しいお祈り)、
「織っていくときにデザインの下絵などはまったく作らない、
上下対象になるように縦糸の真ん中あたりに印をつけるだけ。」
とか。
今、のちの仏教ではなく、ブッダ(シッダールタ)が考えた
宗教とはこういうものだった、という本を読んでいますが、
それと、ネイティブアメリカンの考えに近いものを感じました。
そして、今日買ってきた「暮らしの手帳」とも近いのですが。
それはまたあとで。
ナバホへの旅 たましいの風景
投稿者 noritama : 2007年10月04日 00:50
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コメント
こんにちは。
Google で検索して河合隼雄先生の本のキーワードでたどり着きました。
私も偶然10月14日に軽井沢 星のやのライブラリで作務衣を着ながら(笑)この本を読みました。
私の職業は精神科医なのですが、日常の臨床で感じている沢山の事がシンクロしました。 この本を読んでナバホネイションにはいつか行ってみたい、と思いました。
とりわけ興味があるのは、Vision Quest,とアルコール依存の治療プラグラム=クランシステムで世界とのつながりを取り戻す と言った所です。
Yogaはうつ病回復期の患者さんや、身体表現性障害の方によくおすすめします。 ではでは。
投稿者 カワサキ : 2007年10月19日 08:12
はじめまして。河合先生の本では一般向きのものばかり読んでいる、河合先生ファンです。あの本はゆっくりしながら読むのにちょうど良かったですよね。
投稿者 noritama : 2007年10月20日 06:31