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2007年10月08日

なんというすごい詩!茨木のりこ「自分の感受性くらい」

暮らしの手帳30号に載っていて、記憶の彼方からじわじわ蘇ってきた。
この人の詩は他に「わたしが一番きれいだったとき」が有名。
他に数編掲載されているけれども、すごいなあ。
もう、参りました。すごい人がいた。

*
自分の感受性くらい

ばさばさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもがひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

自分の感受性くらい
自分の感受性くらい

投稿者 noritama : 2007年10月08日 22:20

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